定検査技師の紹介

定輸血検査技師 / 結城 孝子、関 恵美

この制度は「輸血に関する正しい知識と的確な検査により輸血の安全性をめざす」ために平成7年度に日本輸血細胞治療学会および日本臨床衛生検査技師会が始めた認定制度です。2019年4月現在、全国で約1,500名余り、大分県には18名の認定輸血検査技師が活動しています。当院には2名の認定技師が在籍しています。
輸血治療が必要な患者様に血液製剤が投与されるまでには複数の医療従事者がかかわってきます。
まず、患者様の検査結果と症状から医師が輸血の必要性を判断し、血液製剤を管理している検査室に依頼します。
検査室では患者様の血液型の特定・輸血副作用を回避するために不規則抗体検査を行ない、適合する血液製剤を血液センターから取り寄せます。
届いた血液製剤と患者様の血液が合うかどうか交差試験を行い準備します。
医師と看護師は患者様に輸血し、その後副作用が発生しないか確認して輸血が完了します。
輸血療法全般で事故や問題が発生しないよう管理することも認定輸血検査技師の仕事です。
私たち認定技師は常に患者様に安全な輸血療法を提供できるよう日々活動しています。

音波検査士(循環器) / 後藤明日香、下藤悠貴美、河村真美、加藤由希子
(消化器)/ 後藤明日香

現在、病気の診断には画像診断が重要な役割を担っており、特に超音波検査は痛みもほとんどなく、レントゲン・CTの様に被ばくを受ける事もなく、非侵襲的に検査が行えます。
また、MRI検査より安価で短時間に検査が行え、医療の分野では幅広く利用されています。超音波検査士とは、超音波検査の優れた技能を有する専門の検査士であり、医療の向上を図り福祉に貢献することを目的としています。日々進歩していく医療に対して十分な知識と技術を兼ね備えると共に、より多くの経験が必要となります。その経験を重ね、後輩の育成や高度な医療情報の提供を行う為に、日々努力していきたいと思っています。

定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師 / 工藤真美、田中隆裕

長年にわたり、正確なデータを提供するためには“精度管理”が必須とされてきましたが、近年では、検査項目の選択・依頼(測定系の導入)、検体採取・前処理・運搬から検査結果の報告・解釈(判断基準の設定)までを総合的に管理する“精度保証”が重要であると考えられています。
臨床化学・免疫化学の分野において、精度保証体制の確立と維持管理を担う認定技師として、精度の高いデータの提供に貢献していきます。

定一般検査技師 / 森島史也

一般検査は、尿検査、糞便検査、髄液、胸水等の穿刺液検査など多種の検査材料を取り扱う古い歴史のある検査です。
多くの材料を正しく取扱う知識や検査技術が求められる認定資格であり、標準化された付加価値の高い臨床検査情報を発信し、質の高い医療に貢献できるよう努力していきます。

管診療認定技師 / 加藤由希子

血管診療認定技師とは、『コメディカルとして、無侵襲診断を中心に脈管領域の診療に従事するために必要な、専門知識・技術を持った者を専門家として認定する』という主旨のもと、平成18年に日本血管外科学会、日本脈管学会、日本静脈学会3学会により承認された認定技師です。
バスキュラーラボの発展とその特殊性の認識との必要性が高まるなか、誕生した血管診療にとても魅力を感じました。
心臓治療とは異なる血管治療が、循環器治療の一分野として独立、発展、研究へとつながっていくという文章を目の当たりにすると、これから助かっていく患者様の笑顔が目に浮かぶようです。
このような治療のごく一部に関われるだけでも自分自身幸せな気持ちになれます。
ここ5-6年で増加している重症血管患者の診療レベルを高めため、非侵襲的検査の出来る協力者が必要であると考えます。
また、必要とされるためにより一層の手技の熟練度に磨きをかけていきたいと思います。
これからも血管疾患の良き理解者であると同時に、次の血管診療認定技師の育成や業務を通じて社会に貢献していきたいと考えています。

定心電検査技師 / 渡部 亨

『認定心電検査技師』は、生理検査部門の代表的検査である心電図検査やトレッドミル運動負荷試験、ホルター心電図検査を中心とした知識、技術を認定する制度であり、心電図の基礎知識から、記録技術、判読技術、報告まですべてに責任が持てる検査を志す認定制度です。心電図から読み取れる患者様の情報を臨床側に最大限、いち早く助言し、どのような状況にも慌てず的確な判断で患者様に安全、安心の検査を受けていただけるように日々努力しております。今後は心電図に従事する医療従事者に指導・育成なども視野にいれより多くの方々に心電図を理解していただければと考えております。

本糖尿病療養指導士 / 加藤由希子

日本糖尿病療養指導士とは糖尿病とその療養指導に関する幅広い知識を持ち、患者様の生活を理解し適切な自己管理が行えるよう援助する資格です。糖尿病患者教育に関する共通の知識に加え、臨床検査技師が専門職としての知識をもって検査データの説明や指導を行う事が必要です。現在毎月1回の糖尿病教室で血糖自己測定や低血糖についての指導を行っています。
合併症予防を中心に今後もチーム医療の一員として積極的に指導に関わり、「あなた達に出会えてよかった」と言われる療養指導士を目指してがんばっていきたいと思います。

分県糖尿病療養指導士 / 下藤悠貴美、加藤由希子

大分県療養指導士(以下LCDE)は、多職種で構成されており、情報交換しながら多方面の職場で活躍し、地域に根付いた活動をしています。
『ウォークラリー』『健康祭り』『糖尿病週間行事』での血圧や血糖値測定、また老人介護施設に出向きインスリン注射、SMBG等の『出前講義』などを行っています。
我々は地域住民の糖尿病への関心を高め、未治療者の早期発見と共に医療機関受診率を高めるため、より地域に密接したLCDEを目指していきたいと思っています。

定救急検査技師 / 渡部亨、加藤由希子

日本救急検査認定機構により2013年に救急医療に特化した臨床検査技師の育成を目的として『救急検査認定技師』が誕生しました。2016年度より救急検査認定技師の質の向上と精度の充実を目的に日本臨床衛生検査技師会認定センターへ移管し名称を『認定救急検査技師』と変更する事になりました。
認定救急検査技師は救急医療の情報を把握し救急医療が理解でき、救急患者様に対して現状の検査機器を有効に用い、安全・迅速・円滑・適切な検査ができる、また救急医療チームの一員として救急現場で検査をサポートする臨床検査技師です。今後は救急検査のジェネラリストを目指し院内にとどまる事なく、地域の救急医療、災害医療ならびに救急検査の発展、活性化、技師の育成などに貢献していきたいと考えております。

血管インターベンション技師 / 渡部亨

『心血管インターベンション技師』は、カテーテル室業務に従事する臨床工学技士、臨床検査技師を対象とした認定制度です。カテーテル検査での“専門的知識、医療器具や種々の技術に対応できるスタッフの育成”を目的としております。医学、検査法、医療器具は日々進歩しているため、その進歩に遅れないように知識の更新、技術の習得を行っております。カテーテル検査室は多種多様の職種が1人の患者様に検査、治療を提供するチーム医療の現場です。
スタッフ一人一人がそれぞれの役割をはたし、周りをサポートしながらどのような状況でも広い視野を持ち、冷静な判断で安全な検査、安心の治療を提供できるように、またすべての患者様がカテーテル検査室より退室する際は“安心した笑顔”でいられるために日々努力しております。

大分市大宇宮崎1509-2tel:097-569-3121(代) fax:097-568-0743

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