分泌内科

分泌内科について

糖尿病については、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士などスタッフと協力し患者さんの生活習慣改善をサポートします。近年はインクレチン関連薬や、SGLT2阻害薬をはじめ様々な薬物が使用されるようになり治療の幅が広がっています。CGM(持続血糖モニタリング)を用いてより詳細な血糖変動の把握と、内因性インスリン分泌評価等を併せて実施し、病態に合わせた各種薬物療法をご提案します。

必要に応じてインスリン療法も行いますが、こちらも患者さんが無理なく継続できることを最大限考慮して設定しています。
内分泌疾患については、外来のホルモン基礎値の異常のみでは診断困難な場合も多数あります。CTやMRIなどの画像診断と並行し外来で可能な各種負荷試験を実施し、診断困難な場合は入院での精密検査を実施します。

ホルモン分泌低下に対しては各種ホルモン補充療法を開始します。内分泌腫瘍に起因した分泌過剰の場合は外科的治療を第一に、外科、脳神経外科、泌尿器科と連携して治療にあたります。

な疾患・治療

当科で担当する疾患は以下のとおりです。

1) 糖尿病、肥満症、脂質代謝異常、メタボリック症候群、高尿酸血症などの代謝疾患

糖尿病は患者数も多く、網膜症による視力低下や血液透析症例の増加など、治療がうまくいかなければ重篤な合併症を起こす深刻な疾患です。しかしその治療はなかなか難しいものです。

糖尿病に代表される代謝疾患の多くは、“患者さん自身“が主治医です。我々医師がいくらよい薬を処方しても、”患者さん自身“が前向きに治療に取り組んでいかなければ治療はうまくいきません。そしてこの、”患者さんをその気にさせる”こと(行動変容を得ること)は、教科書通りにはいかないことが専らです。医療者がどんなに病気の事を説明してもそれだけでは患者さんの行動変容はなかなか得られません。

でも、ある時、患者さんの“行動変容を実感できる瞬間”があります。多少でもそれが実感できれば、そこから新たな治療ステージが始まります。様々な薬物療法ももちろん重要ですが、治療の基本は患者さんの行動変容です。短い研修ではなかなか実感できないかもしれませんが、“生活習慣病の実際”を少しでも肌で感じてもらえれば皆さんの将来に役立つと思います。

2) ホルモン分泌臓器に異常を認める疾患

基本的に内分泌疾患はホルモンの“分泌過剰か分泌不全のどちらか“です(レセプターの異常も稀にありますが…)。
殆どのホルモンは日常臨床で測定可能ですし、其々のホルモンの上流(刺激ホルモン)と下流(標的臓器)もはっきりしていますから、教科書的にはとてもシンプルな疾患といえます。

しかし実際の臨床はそう簡単ではありません。様々なファクターが入交った結果得られたホルモン値は、教科書通りのクリアカットなものではなく、ファジーな結果が出て判断に迷う事の方が多いのです。そのデータを読み解くには教科書の知識+経験が必要となります(今でも迷うこと多いです)。こちらも短期間で全ては難しいかもしれませんが、第一線現場での内分泌臨床を体験してもらえればと思います 。

療実績

入院主傷病名別に分類

■2020年4月1日~2021年3月31日

■2016年4月1日~2017年3月31日

療スタッフ

部長 上野 大輔(うえの だいすけ)
役職 名前 主な資格 専門分野 趣味
医員 豊岡 郁子(とよおか いくこ) 日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医
  読書
医員 富本 あけみ(とみもと あけみ) 日本内科学会認定医    
医員 森田 真智子(もりた まちこ)      

大分市大宇宮崎1509-2tel:097-569-3121(代) fax:097-568-0743

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